AI時代におけるプロダクト横断勉強会の設計
yymsdk株式会社ZOZO / ZOZOTOWN開発本部 Androidブロック長
Takahiro TanakaZOZO Android Engineer
複数のAndroidアプリを持つ組織では、それぞれのプロダクトで異なる課題や実践が蓄積されていきます。 そうした知見を横断して共有する場として勉強会を運営していましたが、そこには独特の難しさがありました。 横断で集まるからこそ、最新技術のキャッチアップだけでなく、各プロダクトで実際に取り組んでいることを共有したい。一方で、そのためには準備コストがかかりやすく、発表中心の構成にすると聞くだけの場になりやすい上に、参加者全員の発言機会も作りにくいという課題がありました。 そこで、AIによって要約や発表の叩き台を短時間で作れることを前提に、勉強会の構造そのものを再設計しました。会の冒頭でAIを使って各自が内容を整理し、少人数のグループに分かれて発表と議論を行い、最後に全体共有する内容をAIで抽出する構成に変更しています。 この結果、事前準備なしで参加できること、プロダクト横断の交流が生まれること、参加者全員に発言機会を作れることを実現できました。 AIを使って発表を作る話ではなく、プロダクト横断勉強会を参加しやすく、対話しやすい場にするために、構造と運営をどう見直したか、その実践を共有します。 目次 1、なぜプロダクト横断勉強会を見直したのか 2、発表中心の勉強会で起きていた問題 3、「全員が振り返り、対話する場」への再設計 4、AIでその場の整理を支える仕組み 5、横断交流を生むグループ分けの工夫 6、人数変動に耐える運営設計 7、実践してわかったメリットと副作用 8、まとめ
対象者
多人数での勉強会や共有会の企画・運営に関わっている方、または参加者として「聞くだけの場になりやすい」「発言機会が偏りやすい」といった課題を感じている方を対象としています。 特に、準備負荷を抑えながら、参加しやすく対話しやすい場を作りたいと考えている方に聞いてほしい内容です。